風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

投げ出したいのを我慢する

水彩講座での練習作品です。 <40×31cm> ホワイトワトソン紙 この回は、少し遅れて行ったら良い場所に座れず、花は後ろ向き、花瓶は前向きという変な取り合わせだった。初っ端から気が乗らず、投げ出したいのを我慢してなんとか描き終えた。 市立美術館…

心の風景

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 瀬戸内の小さな島、「犬島」。岡山市東区宝伝・久々井地区から3キロほどの沖合にあるこの島は、近年、産業遺産である銅の精錬所跡を中心に、アートの島として整備されています。同じ瀬戸内の直島と…

街風景

雨降り 全体が鉛色の夕方、濡れた路面にバスのバックランプが滲んでいました。 <23×30cm> 紙:KFSのスケッチブック絵具:ホルベイン時間:約3時間 もうすっかり梅雨は明けたようです。猛暑です。タイミングがずれましたが、少し前にはこんな雨の日が…

瞑想の時間

ベニバナ(末摘花あるいはサフラワー) <18×15cm> 透明水彩花は終わりかけ葉は枯れかけ。それが良い味わいになります。小さいサイズにちょこっと描いてみました。庭の雑草がこれ以上放って置けない状況になっているので、今日は意を決して草取りをしま…

フィエーゾレの坂道

お遣いの帰り? <28×21cm>紙:muse絵具:ホルベイン約3時間 2013年5月、イタリア・トスカーナ地方の村で出会った修道女のお二人。「Buon giorno ! 」早口のお喋りと早足でみるみる去って行く。その時の写真から描きました。絵の中、左の植物は灰…

紅オクラ

頂き物の紅オクラを描く <16×23cm>紙:マルマンスケッチブック絵具:ホルベイン所要時間:約2時間 サムネイル<ハガキ大>です 下がり気味なので、習作は上部を詰めました。 ホーローのバットの白が、そしてその陰影がうまくいかない。今日は部屋が蒸…

玉葱

赤玉葱を描く 再開された太極拳のクラスに行って、メンバーの方が作られたという赤玉葱をいただきました。とても立派なのを3個も。一人では食べ切れるかどうか。 赤玉葱 <SM 16×22cm> 紙:ウォーターフォード絵具:ホルベイン 去年、水彩を初めて間も…

スモモを描きながら一年を振り返る

スモモ <27×22cm> 紙:モンバルキャンソン絵具:ホルベイン 今日は日射が強そうで外に出られず、家で静物を描きました。先だって訪れた骨董屋さんで買った籠にスモモを盛ってみました。味は今ひとつパッとしませんが、色はみずみずしい朱赤で綺麗な”大…

初夏の参道スケッチ

参道の家並み 6月10日、由加神社へ一人スケッチに行く。 絵は薄暗いですが、この日は晴天。数人の人と行き交うだけの閑散とした昼時、木々や屋根に陽光が眩しく、見下ろした家並みは整然としていました。それにしても、これでは陽光や、静寂閑雅な雰囲気…

バラを描いてリフティングする

シーズン後もポロポロ咲くバラ ドルトムント Dortmundドイツ、コルデス社作出。強健で花持ちも良いがトゲが多く鋭い。ドルトムントは香川真司選手が活躍したサッカークラブが有名ですね。 フランシーヌ・オースチン Francine Austinデヴィット・オースチン作…

曇天のスケッチ

今日はパート仕事のない日、昨晩から予定していたスケッチをしました。午前は雨。家の窓から見えるものを題材にします。 <26×22cm> 約20分 今回は構図を考えるための方法として、”サムネイル”を作成しました。 ハガキ大の紙に簡単なデッサンと色を置…

郵便船

現場で断念した後、やっぱり描きたくて写真をもとに家で描く 前夜、鉛筆デッサンしておいて、翌日着彩〜8割方できたところ。所要時間はここまで2時間くらい。ここで止めたいけど弱いし、描き込まなければ練習にならいだろうから、一度休んで、また翌日に持…

庭の花の習作

庭の緑が日増しに濃くなっています。今年はもう梅雨入り。雨に降られる前にバラの枝を少し摘んで軽くしてあげました。その中から良さそうなものを瓶に挿して絵の題材にします。 ボウベルズ (bow bells) <F3> 名無しのバラ <F3> 紙:モンバルキャンソ…

失敗と思う絵、描きたい絵

漁港の風景の模写をしました。海面の描写が難しいことは予想していましたが、いざ描いてみると本当に手強い。お手本にした絵から、海面の様子を何度もイメージしようとしましたが、うまくできませんでした。失敗作がまた一つ増えたところです。こうなってく…

水彩画の水張り 

水彩画の水張り する・しない? ”水張り” (描いている間に、水によって紙が曲がったり歪んだりするのを防ぐための下準備。)水彩画を描く人のうち、この作業をしている人は何割くらい居るだろう? 水張りしたものに描いているのを見たことがなく、アマチュ…

独学+α

新しい風が吹くように 4月、私の生活にも少しの変化がありました。パート仕事を週3日に減らしたこと、太極拳を本格的にやろうと決めたこと、市立美術館の水彩講座を受講すること、・・・たわいもないことばかりですが。 このうち、3つ目の”水彩画の講座を…

シロツメクサ

シロツメクサは強い 庭の状態がひどいことになってしまい、手が付けられません。誠にお恥ずかしいことですが ⤵️⤵️ 踏まれても枯れず、どんどん増えるシロツメクサです。匂いも強く、蜂もたくさん寄って来ています。いつかはやらなくては。草取りを!!しかし…

公園のジュリアン君

散歩〜スケッチ 数日前、穏やかな陽気に誘われて、近くの公園へ一人スケッチに出かけました。近隣の散歩道は、平日の午前中は人影もなく、道の両脇に咲いている花々に吸い寄せられるように近づき、触れたり匂ったり。左右にふらふらと蛇行しながら気の向くま…

春色

春ですね。 庭にはチューリップやムスカリが咲き、一気に春色になりました。毎朝、狭いながらも自然を感じることのできるこの空間をパトロールして、季節を味わうのは、暇人ならではのありがたい日課になっています。 ただ、腰痛持ちには草取りはめんどうな…

楽しくてもスローペースで

2月の後半から体調を崩してしばらく絵を描いていませんでした。入院と自宅療養を含め2週間ほど、食べては寝るだけを繰り返し、やっと回復しました。コロナではなかったことが幸いです。 自分のしたい事、それは概ね楽しい事、と思われます。その楽しいこと…

水彩画を独学で習得するために

水彩画を独学で習得するために考えた自分なりの方法 美術系の学校は出ていない私、これまで絵画の基礎はすべて独学で学んできました。この度の水彩画も自力でなんとかやろうと企んでおります。昨年夏から半年間、やみくもに本を読んだり、ビデオを見たりしな…

物忘れ&早とちり

鉛筆デッサン(模写) 過去に描いたものです 週末はいずれも春の暖かさ、絶好のスケッチ日和でした。土曜は朝からスケッチに行かなくては!と、まるで強迫にも似た義務感を覚えおちつきません。一方でなぜか行くのがためらわれ、ぐずぐずしているうちに昼が…

水仙の香り

スイセンを描いてヘッセの詩を思い出す 紙:ウォーターフォード SMサイズ 裏面 絵具:文房堂所要時間:2時間 農協の朝市へ行って桃の花を買いました。大きな桃の枝の束に、水仙が一緒に結えられていて、可哀想なくらい窮屈そうでした。オマケ程度に添えられ…

一人スケッチにトライ

苦手なものを描いた やっと「スケッチに行こう!」という元気が出て、一昨日、行ってきた。行き先は生まれ育った所。寂れた港町です。現地の友人にお願いして、何ヵ所か良さそうな場所を教えてもらい、その中の一つ、大銀杏のある寺の門前を描きました。 鉛…

ビスクドール

ビスクドール (顔と手足が磁器製の人形) 紙:モンバルキャンソンF3絵具:文房堂所要時間:3時間 題材の人形の大きさは、座った状態で、縦25・横幅20cmくらい。実物の服の刺繍と首周りのレースは渋い金色です。レース部分の金色をどうやって現せばよい…

ベアト・アンジェリコの翼あるもの

絵画にまつわる小説の紹介です 今日はアントニオ・タブッキの短編、”ベアト・アンジェリコの翼あるもの”を読みました。いつ読んでも心洗われる思いがし、これを読むと下手でも自分なりに描きたいものを描けば良い、と素直に思うことができます。 ページ数に…

檸檬

先日ちぎったレモンです。枝ぶりを考えずに切ってしまい、配置に苦労しました。いい形に置けないまま妥協して描き出したせいか、今ひとつ手応えなし。ゴミ箱に入りかけた絵です。が、なんとかならないかと、しつこく2時間近く手を入れ続けました。根気負け…

栗の木

山の畑へレモンを取りに行って栗の木をデッサン。 家から車で10分、山というより丘といった方が良いか、海の見える長閑な場所に果樹畑があります。畑はどんぐりの落ち葉が絨毯のように積もって、その上を歩くとふかふかと気持ちいい。枯葉の下にはもう萌黄…

ハレの日は心をリフレッシュをしてくれる

初孫の百日祝いデッサン 2011年頃 ここ4、5日は温暖なこの地方も 最低気温 が マイナス4℃、最高気温も2℃の日があり、その冷たさに震え上がっています。 昨日は5人目の孫の1才の誕生日。内輪でささやかな祝いの席を設けました。 一升餅は背負って立つ…

夕陽に染まる金柑

紙:モンバルキャンソン・F3絵の具:文房堂所要時間:2時間 三脚イーゼルが意外にも使えそうなこと ネットで注文していたイーゼルが年末、届きました。”ホルベイン・水平イーゼル3段式WL-63”です。高さと傾きの調節ができ、重さ0・98gと非常に軽い。…