風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

物忘れ&早とちり

f:id:cazenomici:20210207221618j:plain
鉛筆デッサン(模写) 過去に描いたものです

週末はいずれも春の暖かさ、絶好のスケッチ日和でした。
土曜は朝からスケッチに行かなくては!と、まるで強迫にも似た義務感を覚えおちつきません。一方でなぜか行くのがためらわれ、ぐずぐずしているうちに昼が過ぎ、3時近くになって、やっぱり行こうと、あたふた準備する。
この前、鉛筆を忘れたので、今日は一番にそれを用意し、水、ペットボトルでにわか作りの筆洗器をこしらえ、その他もろもろをエコバックに放り込む。もう時間的に余裕はないのに出かけました。

 

f:id:cazenomici:20210207221301j:plain
目的地の港です。

岬のように突き出たところから港側を眺めた図で、キラキラした波の模様が眩しく、赤い屋根の家々も明るくて、ちょっと南欧風にも描けるかな?と、ここでスケッチすることにしました。
ところが、、、。腰をおろして、用品を取り出していて、あれ? まさか!
鉛筆が無いではありませんか。
「またやってしまった!」「机の上に置いたままだった〜。」もはや、自分のそそっかしい性格を否定するより、即、肯定する私。
仕方なく前回同様、細筆で下描きを試みるも、多分うまく行くはずがないと途中でやめ、しばらくは、この輝く波の色と潮風を、ひとり満喫しました。
こんな時間を過ごせることを、贅沢のように感じていたけれど、本当は身近にあるのに、実行してないだけなんですね。

それから次回のためのスポット探しを兼ねて、近辺を車でウロウロと回り帰宅したのですが、家に帰って道具類を仕舞おうとしたら、、、袋の底から出てきたのは。
そう、鉛筆ではありませんか!!  ちゃんと入っていたのです。
早とちりして、きちんと探さなかった自分が恨めしい。
今回の場合は自分の趣味に関するものなので、人に迷惑をかけるものではないが、認知症の前触れではないことを切に願う次第です。

二日続きの晴天に、絵が描けなかったことは怠慢ではありますが、忘れたり、早とちりしたりして味わった時間や事柄は、良い思い出として残るでしょう。
私にとってはすべて it's ok!です。