風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

変わり目

季節の変わり目、運の変わり目、時代の変わり目 
変わり目に関連する言い回しには、節目・分け目・境目・ターニングポイント・危機・難局・山・クライシスetcありますね。

最近の社会情勢は、コロナのパンデミックに始まりロシアの軍事侵攻まで、世界中が大きく変化していて心穏やかではありません。
この大きな変わり目にあって、戦争、物価の高騰、エネルギー危機、欧米の金融引き締め、円安。
年金生活者と言えども先行きは心配です。

そんな中、週3日行っていたパートの仕事を辞めました。私にはちょっとした決断です。ここで辞めたらもう仕事は無いと思うし、申し分ない環境だったから惜しいという気持ちもあって、できれば長く勤めたいなと思ったこともありましたが、結局は”身体が持たない”のでした。

今月初めから体調を崩し、また病院のお世話に・・
特に悪い病気ではなかったのが幸いです。元気な時には健康の有り難さを忘れて、つい自分を過信してしまうけれど、アセロラジュースのような血尿を見た時、「もう仕事は辞めよう」と思いました。
救急外来で動揺して血圧が130を超え。ふだんは低血圧で死んだようになっているのに、すごい上がりようで、それを見てなおいっそう興奮しました。
今は胃腸の状態が悪く、食べ物に神経質にならざるを得ません。ゆっくりでも自分に適した食生活を整えて元気な体を作りたい。

嬉しくはないけれど、5月でひとつ歳を重ねます。
また新たな気持ちで出直しです。

 

つるアイスバーグ  <27×22 ラングトン紙>

病み上がりに描いた。
インタバルが長くなると描き方を忘れ初歩の頃に戻る。
2時間がやっと。
絵はおどろおどろしい?気もしますが、アイスバーグは可憐な白バラです。

雨でうなだれるアイスバーグ
この花を庭に一番に植えました。

バラが咲いた

雨が降り、日毎に成長する木や花。

このところ庭改造に燃えて絵がおろそかになり、さすがにこれではいけないと危機感が増して来ました。描きたい気持ちになるのを待っていても、何時になるかわからない。
無理にでも手を付けなくてはと、恐るおそる描きました。

開花した黄バラ 

 
< ラングトン紙 37×22cm >

午後3時頃に花を摘み、ガラスコップに入れて描き始める。
いつもより入念に鉛筆で下描きし、着彩は短時間。5時前には終わりました。
久々だったので案の定、硬くなり調子が上がりません。地味です。

画像は、いつもデジカメで写したものをケーブルでPCに取り込んでいますが、これはスマホで撮ってGoogleフォトから直接貼り付け、Hatena Blogの写真フォルダ内で600ピクセルに圧縮したものです。

終わらない庭改造

庭作りはレイアウトが定まらず四苦八苦しています。当初思い描いた骨格で作業を進め、9割方出来ていたものの、どこか違うぞ?と気になって、一生懸命敷いたレンガや乱張タイルを全部壊し、元に戻してしまいました。それまでにかかった時間と労力が水の泡、勿体ないし悔しいです。
ここまでやってきた結果、作りすぎない素朴な庭を目指す場合に、レンガやテラコッタなどの洋風素材は似合わない、という思いに至りました。可愛い花類も私の性に合っていない気がします。
この先、この庭、どうしよう?
植える予定でスタンバイ中の苗もあるし、いい加減決着して他事に移りたいのにーー一終わりが見えてきません。


今回描いた黄バラ ”ゴールデンシャワーズ”
花は咲き進むと薄く透き通るような寒色の黄色に変わります。

 


”オルラヤ” 一輪あると周りは清々しい雰囲気に。

連休には家族が集まりますから、この中途止めのグチャグチャの庭を皆に見てもらう事になりそうです。

神秘的で不安な絵

今年は花粉の飛散が多いのか、外へ出ると速攻で鼻と目が反応します。
どんなに風が気持ち良くとも、日向がうららかでも長居できません。
それを口実に絵がストップしていますけれど。
また、描けるときに描きましょう。


前回の油彩画と同じ人形をモチーフにした絵をもう一枚。
私のプロフィール・アイコンに使用しているものです。

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アクリル・ガッシュ <水彩紙・SM>

ずいぶん前になりますが、受講していた美術通信講座の課題に「明るく陽光に満ちた絵」と「暗く神秘的で不安な絵」をそれぞれ一枚ずつ描いて提出というのがありました。
サイズの指定があった以外は、画材もモチーフも自分の好きなものを使用して、自由に描いて良いというので、あまり迷いもせず暗い方はこのピエロを、明るい方は雁木のある坂道の風景を描きました。

明るく陽光に満ちた‥‥の方は添削アドバイスに従って修正したら、なんだか自分らしくない別物になってしまったという、苦い思い出があります。

草取り

絵を中断して、家周りのことに時間を費やしています。

まず、ヒメイワダレソウのことを。
家屋の横の通路に自然に生えたものですが、背丈は低いし見た目も可愛らしいので、雑草除けのグランドカバーにちょうど良い具合だと、喜んで放置していました。が、これがとんでもなく繁殖します。先日、エアコンの室外機に入り込んでいるのを発見し、時すでに遅しでしたが取り除くことにしました。地上に出ている部分をはがすと、茎が蔓状に長く伸びて至る所に根をおろしています。
すべてはがして巻いて乾かし、3回に分けてゴミ出ししました。90リットルのゴミ袋6枚分でした。

そして、ヤマモミジを撤去。
淋しくなるかと想像していたものの、庭全体が思いのほか明るくなったので、この機に、ずっと放ったらかしだった花壇などをプチ改造しようと思い立ちました。素人のDIYです。
雨の日が多くなかなか進みませんが、僅かずつでも目に見えて変わっていくのが楽しくて、時間があれば庭に出てしまいます。とは言っても乱張り石を敷いたり、レンガで花壇の縁を作る以外は、ほとんど草取り作業です。

草取りも始めると、これはこれで奥があり、根の種類や土の湿り具合に応じて、いかに土を持っていかれず、末端の根までうまく抜き取るかが重要です。道具の使い方や方法をあみ出しつつ、細根の端まで綺麗にスルッと抜けた時の快感は病みつきになります。
腰が痛くなければ何時間でもOKなくらい。
手を動かしながら、離れている家族のことや気になっている物事などをぼんやりと取り止めもなく思い巡らすのも、私には無意味ではありません。

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金柑の実をついばむヒヨ? 最初は1羽だったが、数日後には団体でやって来て食べ放題。

これから植え付ける草花の構想も立てつつ、土まみれの日々はまだ続きそうです。

こんな感じで絵にも集中できたら良いのに。

これらが終る頃には、描きたい気持ちが充満していることでしょう。(そうありたいと願っています。)

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油彩・カンバスF6

昔、描いたもの。画面にひび割れがあり保管状態が良くありません。

幼い孫が来た時、これを見せると、みんな怖がります。

いちごさん

あまおう・紅ほっぺ・ゆめのか、、 苺ブランドは色々あれど、苺に個性を見出すのはなかなか難しい。
これは佐賀県産の”いちごさん”。描くために並べたり観察したりして、食べる頃には鮮度がおちてしまいました。

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苺 <25×34> ランプライト紙

苺を描いたのは初めてで、表面の肌をどう描こうかと、ふと手が止まった。
粒々の中心はゴマのような形で黄色、その周りの隆起は光が当たって白く輝いている。その白い部分の形状は網目のようで筆で塗り残すのは難しい。出来ないことはあきらめ、塊で苺の果肉が感じられるように考えながら描いた。

 

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毎朝の訪問客。メジロ
「この木はもうすぐ無くなる予定。ごめんね〜。」
これは高さを4mに切り詰めている株立ちのヤマモミジです。近い将来、十分な管理ができなくなることを思い、余所へもらって頂くことにしました。10年先を考えて植えたつもりでも、精神面で弱気になることは予測しておらず。
木陰のできる緑深い庭は憧れですが、現実には大きくなる木を負担に思うようになりました。歳と共に守りに入っているのか、それとも逆に建設的なのか、私自身やっていることのチグハグ感にとまどいます。

三月になれば

確定申告と花粉症がやってきます

三月三日。近所の観光スポットでは「雛めぐり」イベントの垂れ幕が、その側を流れる橋の欄干に掲げられ春の到来を思わせます。

今日は税務署で確定申告を済ませ、耳鼻科に回って花粉症の薬、フェキソフェナジンを処方してもらって帰りました。

去年まで譲渡所得の損益通算を申告をしていたけれど、今年はそれも無くなり、公的年金および個人年金と給与の合算・医療費控除・保険料控除です。
これなら税務署に行かずとも自宅で出来そうだけど、取りあえず窓口で説明を受けようと、申告会場へ行きました。(事前に整理券をもらって帰り、指定の時間に出直し。)

税務署での申告書作成は従来パソコンが主流だった気がするのですが、今はスマホ。私は、できたらパソコンの方が良いんですけど。
が、やはり、順番がきて案内されたのはスマホのブース。否応なく国税庁のアプリ(QRコード)を読み込み、アプリに従って申告内容を入力し提出しました。申告用の個人IDとパスワード、それにマイナンバーカードも必要でした。今年の内容はスマホ内にダウンロードされていて、来年からは今年のデータを使ってより簡略にできそうです。
順番待ちの人がいる中であまり詳しいことも聞けず、職員さんの誘導でチャチャッと済んでしまい、分かったような分からないような。課税計算より何よりスマホの操作が苦手です。

💡 最近は絵も描かず停滞気味。そろそろ外へ出て、五感をリフレッシュしたい。


平和を祈ります

ウクライナのニュースが流れるたびに
こんな端っこの人間でさえ、怒りや不安が湧いてきます。

一日も早く、事態が収束しますように。

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油彩・カンバス

スーパーの産直野菜売り場で、マゼンダの色合いに惹かれ思わず手に取った蕪。
絵のモチーフに使った後はソーセージやセロリと合わせてコンソメ煮にしました。

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蕪 <34×25> ランプライト紙

このところ混色やら明暗やら、頭ばかり使って絵を描いていたので、ちょっと水彩技法の本を離れ、すぼら描き〜。息抜きになりました。

植木の撤去をする

ここ数日間とても冷えました。外の水道の蛇口が凍ったのは久しぶりです。
よりによってこの寒さの中、気づいてしまいました。庭の榊の木が困ったことになっていることに。
当初の苗は30cmくらいだったのが5年で2m越え。
隣地との境界ブロック際に植えたのもまずい。
悩んだ末、植え替えるか、できなければ撤去しようと思い至りました。
頼る人がいないから、やったことないけど一人で動かそう。

⚪︎1日目
いきなりは自信がないので、手始めにコデマリの木の移植をする。
径25cmほどの株の周囲をスコップで掘ると、根は下へ向かうものより横へ向かうものが多いことが判明。
横に伸びた根をすべて手繰り出すのは時間がかかりそうなので、株を浮かすべく、ハサミで根を切りながら一周ぐるりと掘り進める。そして、最後に見えてきた下へ向かう根を数本切ったら、見事、抜けました。根をこんなに切ってしまっては移植は無理そうですが。
作業は約2時間。腰が限界です。
榊はこの三倍の大きさだから、考えると不安しかない。

⚪︎2日目
翌日は雨だったので、1日休んで2日後。
服装と道具を整え、午後3時開始。パート仕事があったので遅い時間になったけど、雨の後の地面の柔らかいうちに掘りたいと焦ってます。
先日と同じ手順で周囲を掘りつつ根を探して切る。太いものはノコギリを使う。ハサミもノコも剪定用です。こんな使い方をしたらダメでしょうが💦
狭い場所にスコップは入れにくいけど、少しずつ土を掘り根を切り離す。北風が強く、途中で心は折れそうになるも、後へは引けません。
2時間かかって全体の半分を掘り起こした頃、雪がチラチラ舞い始めました。指先が凍える、腰が伸びない、鼻水が出る、トイレに行きたい、、で終了。
家に入って暖かさに包まれると何とも言えぬ安堵感でした。

⚪︎3日目
翌日は強風のため、また1日休んで再開。この日もパートから帰っての遅い時間。外気温は5°Cです。
3日目になり掘るコツが掴めたのか予想外に作業が進む。
最初に枝をはらった際に幹を肩の高さで切り残したのも、テコのように作用して好都合でした。この時は何日かかっても良いと開き直っていたから、1時間少しで全ての根が切れた時には拍子抜けしました。

私でも無事に出来た! 

土を戻し、すっきりした地面を見ると嬉しくてホッとするも、これを喜んで良いのかどうか、気持ちは複雑です。
植物も生きているから。
 ”自分で蒔いた種を刈り取る” 
 ”自分で植えた木を抜き取る” まさに、私への諌言です。

自分の手に追える範囲に庭をリフォームしたい。
少しナーバスになりながら毎日、外を見ています。