風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

スーパーの産直野菜売り場で、マゼンダの色合いに惹かれ思わず手に取った蕪。
絵のモチーフに使った後はソーセージやセロリと合わせてコンソメ煮にしました。

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蕪 <34×25> ランプライト紙

このところ混色やら明暗やら、頭ばかり使って絵を描いていたので、ちょっと水彩技法の本を離れ、すぼら描き〜。息抜きになりました。

植木の撤去をする

ここ数日間とても冷えました。外の水道の蛇口が凍ったのは久しぶりです。
よりによってこの寒さの中、気づいてしまいました。庭の榊の木が困ったことになっていることに。
当初の苗は30cmくらいだったのが5年で2m越え。
隣地との境界ブロック際に植えたのもまずい。
悩んだ末、植え替えるか、できなければ撤去しようと思い至りました。
頼る人がいないから、やったことないけど一人で動かそう。

⚪︎1日目
いきなりは自信がないので、手始めにコデマリの木の移植をする。
径25cmほどの株の周囲をスコップで掘ると、根は下へ向かうものより横へ向かうものが多いことが判明。
横に伸びた根をすべて手繰り出すのは時間がかかりそうなので、株を浮かすべく、ハサミで根を切りながら一周ぐるりと掘り進める。そして、最後に見えてきた下へ向かう根を数本切ったら、見事、抜けました。根をこんなに切ってしまっては移植は無理そうですが。
作業は約2時間。腰が限界です。
榊はこの三倍の大きさだから、考えると不安しかない。

⚪︎2日目
翌日は雨だったので、1日休んで2日後。
服装と道具を整え、午後3時開始。パート仕事があったので遅い時間になったけど、雨の後の地面の柔らかいうちに掘りたいと焦ってます。
先日と同じ手順で周囲を掘りつつ根を探して切る。太いものはノコギリを使う。ハサミもノコも剪定用です。こんな使い方をしたらダメでしょうが💦
狭い場所にスコップは入れにくいけど、少しずつ土を掘り根を切り離す。北風が強く、途中で心は折れそうになるも、後へは引けません。
2時間かかって全体の半分を掘り起こした頃、雪がチラチラ舞い始めました。指先が凍える、腰が伸びない、鼻水が出る、トイレに行きたい、、で終了。
家に入って暖かさに包まれると何とも言えぬ安堵感でした。

⚪︎3日目
翌日は強風のため、また1日休んで再開。この日もパートから帰っての遅い時間。外気温は5°Cです。
3日目になり掘るコツが掴めたのか予想外に作業が進む。
最初に枝をはらった際に幹を肩の高さで切り残したのも、テコのように作用して好都合でした。この時は何日かかっても良いと開き直っていたから、1時間少しで全ての根が切れた時には拍子抜けしました。

私でも無事に出来た! 

土を戻し、すっきりした地面を見ると嬉しくてホッとするも、これを喜んで良いのかどうか、気持ちは複雑です。
植物も生きているから。
 ”自分で蒔いた種を刈り取る” 
 ”自分で植えた木を抜き取る” まさに、私への諌言です。

自分の手に追える範囲に庭をリフォームしたい。
少しナーバスになりながら毎日、外を見ています。