風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

川と彼岸花

秋分の日の朝、晴れた空を見て急遽、絵を描きに行こうと思い立ちました。

片道約60km、車で約1時間30分、辿り着いたのは矢掛町の集落。
山あいを流れる川と満開の彼岸花は、ちょっと感動ものでした。
さあ、この景色を描こうぞ! と、道具を取り出していて、また「あれまあ?」

いつもの忘れ物。

イーゼルのパーツが1個足りない。
そして水入れがない。タオルがない。
ペットボトルに水だけは用意してある。
イーゼルは無くてもどうってことないが、筆洗器が無いのは厳しい。
どうやって筆を洗うというのか?

考えた末、パレットの一部分に少しの水を注いで溜め、なるべく筆を洗わず出来るところまでやってみたのですが。

描き始めると間もなく、1ミリもないくらいの小さい虫がいっぱい寄ってきて鬱陶しいことこの上なく、肌に着くと心なしか痛痒い。追い払おうとしては、水をこぼす。
虫のしつこさに閉口し、水飛沫を見ていて目と頭が混乱して、30分も経たないうちにギブアップしてしまいました。

<現地にて・途中まで>

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にしても、この絵は酷い・・です💦
何を描いているのか分からないですよね。
自分が情けなくなるのはこんな時。

以降、家で別の絵を描いたのですが。

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思うようにならない。
そこで又、捨てようとしていた最初の絵を、どうにかならないかと手を入れてみます。

<現地作品・続き~完成>

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遠景と右側を描き足しました。
下手でも現場の臨場感があるだけマシかと思います。

美川という名前のこの川は轟々と音を立てて流れていました。
忘れ物と、虫が邪魔しなければ、水の音をBGMに何時間でも描けていたのに。(それは無いか😅)

💡川と彼岸花、主役をどちらか一方に絞るべき。

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また、お邪魔したいと思います。