風の道アートDiary

人生後半、描きたいものを、心より

冬来る

混色によるグレー作りを続けています。
この色が似合う季節になり、一年がまた滑り落ちるように過ぎていったかと、焦りにも似た後悔が胸をよぎる anziana です。(anziana=高齢者。年寄りと書くには抵抗があるので💦)
こんな時は、自分にこう言い聞かせる。
Dovresti guardare il bicchiere mezzo pieno e non mezzo vuoto.
「コップに水が半分しか入ってないって見るんじゃなくて、半分も入っていると見なきゃだめだぞ。」 
残り時間は三分の一近くある、って具合に! 


蒜山の着雪 <34×24>

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紙:kfsスケッチブック、絵具:ウインザーニュートン

蒜山を土地の人は「ひるぜん」と濁って発音するそうです。一般的には「ひるせん」かなと思いますが。
蒜山の南は中国山地、北は蒜山連峰に囲まれて、古代には一大淡水湖だったという。麓には草原が広がり、昭和の頃からジャージー牛の酪農が盛んです。”ジンギスカン”というラム肉を使った焼き肉料理が名物で、ヨーグルトもコクがあって美味です。

できるなら、実際の山を見ながら描きたいものですが、瀬戸内の海沿いにはこのような山らしい山が無く、山岳地帯へ行くとすれば最も近いのがこの蒜山、もしくはその先の大山になります。
いつか、その機会を作ろうと思いつつ、今は雑誌を参考にアレンジして描いています。